STUDIO
SPOON
TOKYO / KOBE
今回は、きのこの特産地であり生産量上位を占める長野県中野市にて、ぶなしめじの栽培・パッケージ・流通を行っていらっしゃる、株式会社ハーツさまのコーポレートサイトリニューアルの裏側をご紹介します。
長野県での取材・撮影から始まり、最終的にはカスタム実装を組み合わせながらStudioで作り上げていったサイト制作をディレクター視点でお届けします!
本プロジェクトでは、これまでハーツさまがきのこ栽培を通じて培ってきた知識や経験、そして人とのつながり。その中で生まれた想いや信念を、丁寧に伝えていくことが大きなテーマでした。
また、既存サイトで運用されていた「きのこレシピ」の見やすさや使いやすさの向上、栽培・販売・パッケージ業務を担う事業と運輸事業の情報統合なども、リニューアルにおける重要なテーマのひとつでした。
とはいえ、
など、ハーツさまには多くの魅力的な情報が存在し、コンテンツ設計には非常に苦労したのも事実です。
取材で得た情報の一つひとつは魅力的である一方、量が多いため、整理の仕方を間違えるとユーザーにとってはただ膨大な情報が押し寄せてくるだけになってしまいます。
そこで、カテゴリーごとに情報を整理し、それぞれが点ではなく線として繋がるよう設計することで、サイト全体に一貫したストーリーや軸を持たせることを意識しました。
加えて、制作においてチーム全員が共通して常に念頭に置いていたことがあります。それは「背伸びをしないこと」「格好つけすぎないこと」。
世の中には、洗練されていてスタイリッシュなコーポレートサイトが数多く存在します。しかし今回私たちが表現したかったのは、そうした華やかさとは少し異なる価値でした。
ハーツさまから感じた、「人肌感」や「人間味」、そして「親しみやすさ」。
一方で、その根底には長年きのこと向き合ってきたからこその確かな知識や経験、そして社会に対する真摯な姿勢。
ハーツさまらしい温かさや人柄を前面に出しながら、その奥にある信念や軸を感じられるような表現を選びました。等身大で素直な言葉選びを心掛け、フォント選びやあしらいにおいても「手が届かない距離感・存在」になる表現を避けました。
そうすることで、必要以上に着飾ることなく、滲み出る信頼感に胸を打たれるサイトを目指せたと思っています。
ブランディングでよく語られる言葉ですが「企業さまの魅力は作り出すのではなく、見つけ出して整理するもの」だと再実感できたプロジェクトでした。ハーツさまがこれまで培ってこられた全てが、言葉やデザインを紡いでいく後押しをし続けてくれました。
一見バラバラに見えるパーツも、そこに幹や血の繋がりを感じられた時、それらには一気に信頼感が増します。長野に行きハーツさまのお人柄やあたたかさの核に触れ、そしてあくまで私たちは制作会社として、客観的であることからも離れなかったからこそできたことだと実感しています。
ここまで色々と語らせていただきましたが、最後に制作視点でのこだわりと見どころを簡単に3つ紹介します!
ファーストビューのアニメーションやサイト内の随所には、信州の特徴的な山々やきのこをモチーフにしたイラストを散りばめています。全体的に文章量が多いサイトですが、飽きずに回遊を楽しめる工夫の一つになっています。
写真の中でぜひ注目していただきたいのが、従業員の皆さまの表情です。きのこづくりに真摯に向き合う姿勢や誇りが、そのまなざしから自然と伝わってくるのではないかと思います。
きのこがどのように育てられ、どのような工程を経て皆さまのもとへ届けられるのか。普段なかなか目にする機会のない栽培や流通の裏側も、今回のサイトの大きな見どころです。
今回のプロジェクトを一言で表すなら「達成感と自信をくれたサイト」です。制作チームにとって特に印象的だったのは、長野での撮影と取材でした。現地で従業員の皆さまと直接お話をしながら、その想いや仕事への向き合い方に触れられたことは、大きな学びとなりました。
また、膨大な情報量を整理し、「きのこの普及と発展」という一本の軸を見失わず、誰が見ても分かりやすく、置いてけぼりにしないサイトを目指して制作を進めました。
完成後には「サイトに自分たちの写真が載るのが楽しみ」という従業員の皆さまの声を聞くこともできました。消費者の皆さまにとっては「ハーツさまをより身近に感じられる場所」に、そして従業員の皆さまにとっては「自社への誇りを再認識できる場所」になっていれば嬉しいです。
ぜひ隅々までご覧いただき、ハーツさまの人柄や信念に触れていただければ幸いです。
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Project Story