STUDIO
SPOON
TOKYO / KOBE
今回は、映像制作を中心に、企画・プロデュース・オリジナルコンテンツ制作まで幅広く手掛けるTORCHさまのコーポレートサイトリニューアルについて、サイトを象徴するコピーが生まれた経緯から、WORKS・ABOUTそれぞれのページ設計の意図まで、制作の裏側をお話しします!
本プロジェクトを一言であらわすなら、限られた時間の中で情報設計〜デザイン〜実装までを仕上げていく、まさに「爆走プロジェクト」でした。
それでもクオリティを譲ることなく、デザイン・実装ともにスピード感を持って対応してくれたデザイナーとエンジニアには感謝してもしきれません。
スケジュールに対する緊張感を持ちつつも、いつも通りタスクを一つひとつ丁寧にこなしていくことの大切さを改めて感じたプロジェクトです。
まず、今回のリニューアルのきっかけは大きく3つありました。
ただ実績を前面に出してアピールするのではなく、どのような信念を持って一つひとつの仕事にどう向き合っているか。TORCHさまの奥底にあるそれらをまさに灯し、常に前進し続けている姿をそのままサイトに落とし込む。そして、さらなる躍進をしていく様子をちゃんと残していけるサイトを作りたい!と意気込んだことをよく覚えています。
今回のサイトを象徴するキャッチコピーである「まぜて、ひらいて、ともす。」。
実はこの言葉は、もともとTORCHさまが掲げていらっしゃった言葉ではなく、TORCHさまとスプーンの間で対話を重ねる中で自然と生まれたものでした。
お話を聞いていると、TORCHのお二人それぞれが持つ価値観やアイデアが複雑に混ざり合い、新しい視点が生まれ、その先でたった一つの光を灯しているように感じられました。
その過程をできるだけ短く、それでいて本質を失わない言葉で表現したい。
そんな想いから生まれたのがこのキャッチコピーです。私たち自身も、この言葉を思いついた瞬間に「これだ!」と感じ、ストンと納得、とてもお気に入りの言葉になりました。
この言葉をもとに、サイト全体では既存のロゴやシンボルマークとの親和性も意識しながら、「まぜる」「ひらく」「ともす」そして「光」をモチーフとしてアニメーションを随所に配置しました。派手に主張するのではなく、心地よく寄り添うような表現によって、TORCHさまらしい空気感を演出しています。
WORKSページでは、ユーザーが興味のある分野へスムーズにたどり着けるよう、実績を単に並べるだけではなく、タグによる絞り込み機能を設計しました。
また、一言コメントやクレジットなど、「実績を見る人が本当に知りたい情報は何か」「依頼したくなる実績とは何か」を改めて整理しながら進めました。
ただ実績を眺めるだけではなく、その制作体制や背景まで伝わることで、TORCHさまの業務範囲の幅広さから仕事に対する向き合い方まで感じられるページを目指しました。
TORCHさまは親しみやすさがあり、チャーミングで、気さく。それでいて仕事への姿勢は驚くほど真摯です。だからこそ、デザインでもコピーライティングでも、格好良さだけを追い求めるのではなく「人柄が伝わること」を大切にしました。
サイトを見終わったあとに「なんだか会ってみたい」と思ってもらえること。
それも今回のデザインに込めた大切な役割でした。
言葉の多くは、私たちとTORCHさまが一緒に考え、一緒に磨き上げてきたものです。真面目な話だけではなく、ところどころにユーモアも交えながら、読み進めること自体が楽しくなるような構成を意識しました。
TORCHさまというチームの考え方や空気感、そして人柄を最も感じられるページになっていると思います。
今回のプロジェクトで印象的だったのは、毎回のお打ち合わせが本当に楽しかったことです。TORCHのお二人は、これまで数多くの実績を積み重ねてきたにもかかわらず、とても気さくで飾らない方々でした。こちらの提案に対しても前向きに楽しみながら反応してくださり、お打ち合わせの時間そのものがクリエイティブな場になっていました。
仕事に真っ直ぐでありながら、好奇心やユーモアに素直に従えること。
そんなTORCHさまの魅力を、サイト全体を通して感じていただけたら嬉しく思います。
そして、このサイトが新たな出会いや挑戦を生み出すきっかけとなり、TORCHさまのこれからをさらに照らす存在になれば幸いです。
Category
Project Story